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【2024/11/26】

令和5事務年度 法人税等の申告(課税)事績の概要(国税庁)

-申告所得金総額 前年比13兆2,675億円増加!-

◇ この度、国税庁は令和5事務年度における法人税、源泉徴収に係る所得税の申告状況について公表しました(令和6年10月)。
 令和5年4月1日から令和6年3月31日までに終了した事業年度に係る申告について令和6年7月31日までに申告があったものが対象となっています。
 概要は次のとおりです。

1.法人税の申告事績の概要
(1)申告所得金総額は13兆2,675億円増加
 申告件数は317.6万件(前年比101.5%)で、申告所得金総額は98兆2,781億円(前年比115.6%)となり、共に4年連続の増加となっています。また、申告税総額は17兆3,924億円(前年比116.7%)と同じく増加し、過去最高となっています。

<法人税の申告件数等の状況> ※( )内は前年比
 令和4事務年度令和5事務年度
申告件数312.8万件317.6万件
(101.5%)
申告所得金額85兆106億円98兆2,781億円
(115.6%)
申告税額14兆9,099億円17兆3,924億円
(116.7%)

(2)黒字申告割合は0.2ポイント減少
 黒字申告割合は36.0%となっており、前年と比較し0.2ポイント減少しています。

<黒字申告割合の状況> ※( )内は前年比
 令和4事務年度令和5事務年度
申告件数312.8万件317.6万件
(101.5%)
黒字申告件数113.1万件114.3万件
(101.1%)
黒字申告割合36.2%36.0%
(▲0.2ポイント)

2.源泉所得税等の税額は4,807億円の減少
 源泉所得税等の税額は約21兆3,351億円で、前年と比較して4,807億円(2.2%)減少しています。主な所得は、給与所得の税額が前年比4,738億円(3.8%)増加、配当所得の税額が前年比1兆5,764億円(25.9%)減少しています。

<源泉所得税等の税額の状況> ※( )内は前年比
 令4事務年度令和5事務年度
給与所得12兆5,264億円13兆2億円
(103.8%)
退職所得2,760億円3,088億円
(111.9%)
利子所得等3,360億円4,406億円
(131.2%)
配当所得6兆827億円4兆5,062億円
(74.1%)
特定口座内保管上場株式等の譲渡所得等4,844億円8,266億円
(170.7%)
報酬料金等所得1兆2,277億円1兆2,452億円
(101.4%)
非居住者等所得8,828億円1兆74億円
(114.1%)
【合計】21兆8,159億円21兆3,351億円
(97.8%)