Topics

【2024/09/26】

2024年度 基準地価発表(国土交通省)

-全用途の全国平均 3年連続上昇!-

◇ この度、国土交通省より2024年7月1日時点の基準地価が発表されました(2024年9月17日)。
 基準地価は、国土交通省が発表する「公示地価」や国税庁が発表する「路線価」とともに、土地取引の目安となるもので、住宅地や商業地など、約21,436地点の“1平方メートルあたりの価格”を示しています。都道府県が、不動産鑑定士の評価に基づき地価を調査し、国土交通省が公表します。

◇ 本年度の基準地価は、全国平均(全用途)で1.4%上昇、3年連続で上昇し、1991年の3.1%上昇以来の伸び幅となっています。内訳を見ると、住宅地が0.9%上昇、商業地が2.4%上昇となっています。いずれも3年連続の上昇となりました。

◇ 東京、大阪、名古屋の三大都市圏の全用途では、3.9%上昇となっています。内訳を見みると、住宅地が3.0%上昇、商業地が6.2%上昇となっています。全用途平均は4年連続、住宅地は3年連続、商業地は12年連続で上昇し、それぞれ上昇幅も拡大しています。

◇ 東京圏では、全用途で4. 6%上昇(昨年:3.1%上昇)となっています。内訳を見みると、住宅地が3.6%上昇(昨年:2.6%上昇)、商業地が7.0%上昇(昨年:4.3%上昇)となっています。

◇ 地方圏の全用途では、昨年の0.3%上昇から本年は0.4%上昇となっています。内訳を見ると、商業地が0.9%上昇(昨年:0.5%下落)、住宅地では0.1%上昇(前年:0.1%上昇)となっています。全用途平均、住宅地、商業地のいずれも2年連続の上昇となりました。

◇ 2024年分 基準地価の変動率は次表のとおりです。 ※ ( )内は前年実績。

<2023年分 公示地価変動率 (前年比)>
 全国平均三大都市圏地方圏
全用途平均1.4%
(1.0%)
3.9%
(2.7%)
0.4%
(0.3%)
住宅地0.9%
(0.7%)
3.0%
(2.2%)
0.1%
(0.1%)
商業地2.4%
(1.5%)
6.2%
(4.0%)
0.9%
(0.5%)
<三大都市圏 (前年比)>
 東京圏大阪圏名古屋圏
全用途平均4.6%
(3.1%)
2.9%
(1.8%)
2.9%
(2.6%)
住宅地3.6%
(2.6%)
1.7%
(1.1%)
2.5%
(2.2%)
商業地7.0%
(4.3%)
6.0%
(3.6%)
3.8%
(3.4%)

* 東京圏:多摩地区の一部を除く都全域と、神奈川・埼玉・千葉・茨城の東京よりの一部の地域。
* 大阪圏:大阪府全域と、京都、兵庫、奈良の大阪府よりに一部の地域。
* 名古屋圏:愛知県の大半と、三重県に一部の地域。