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2024年度 基準地価発表(国土交通省)
-全用途の全国平均 3年連続上昇!-
◇ この度、国土交通省より2024年7月1日時点の基準地価が発表されました(2024年9月17日)。
基準地価は、国土交通省が発表する「公示地価」や国税庁が発表する「路線価」とともに、土地取引の目安となるもので、住宅地や商業地など、約21,436地点の“1平方メートルあたりの価格”を示しています。都道府県が、不動産鑑定士の評価に基づき地価を調査し、国土交通省が公表します。
◇ 本年度の基準地価は、全国平均(全用途)で1.4%上昇、3年連続で上昇し、1991年の3.1%上昇以来の伸び幅となっています。内訳を見ると、住宅地が0.9%上昇、商業地が2.4%上昇となっています。いずれも3年連続の上昇となりました。
◇ 東京、大阪、名古屋の三大都市圏の全用途では、3.9%上昇となっています。内訳を見みると、住宅地が3.0%上昇、商業地が6.2%上昇となっています。全用途平均は4年連続、住宅地は3年連続、商業地は12年連続で上昇し、それぞれ上昇幅も拡大しています。
◇ 東京圏では、全用途で4. 6%上昇(昨年:3.1%上昇)となっています。内訳を見みると、住宅地が3.6%上昇(昨年:2.6%上昇)、商業地が7.0%上昇(昨年:4.3%上昇)となっています。
◇ 地方圏の全用途では、昨年の0.3%上昇から本年は0.4%上昇となっています。内訳を見ると、商業地が0.9%上昇(昨年:0.5%下落)、住宅地では0.1%上昇(前年:0.1%上昇)となっています。全用途平均、住宅地、商業地のいずれも2年連続の上昇となりました。
◇ 2024年分 基準地価の変動率は次表のとおりです。 ※ ( )内は前年実績。
全国平均 | 三大都市圏 | 地方圏 | |
---|---|---|---|
全用途平均 | 1.4% (1.0%) | 3.9% (2.7%) | 0.4% (0.3%) |
住宅地 | 0.9% (0.7%) | 3.0% (2.2%) | 0.1% (0.1%) |
商業地 | 2.4% (1.5%) | 6.2% (4.0%) | 0.9% (0.5%) |
東京圏 | 大阪圏 | 名古屋圏 | |
---|---|---|---|
全用途平均 | 4.6% (3.1%) | 2.9% (1.8%) | 2.9% (2.6%) |
住宅地 | 3.6% (2.6%) | 1.7% (1.1%) | 2.5% (2.2%) |
商業地 | 7.0% (4.3%) | 6.0% (3.6%) | 3.8% (3.4%) |
* 東京圏:多摩地区の一部を除く都全域と、神奈川・埼玉・千葉・茨城の東京よりの一部の地域。
* 大阪圏:大阪府全域と、京都、兵庫、奈良の大阪府よりに一部の地域。
* 名古屋圏:愛知県の大半と、三重県に一部の地域。