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【2024/07/29】

2024(令和6)年分 路線価発表(国税庁)-相続税・贈与税の算定基準

-全国平均3年連続上昇-

◇ この度、国税庁より2024(令和6)年分の路線価が発表されました(2024年7月1日)。
 路線価は、全国の民有地の時価を算定するための基準で、その土地の1平方メートルあたりの価格を示しています(1月1日時点)。これは、相続税や贈与税の算定基準となります。

◇ 全国約31.5万地点の標準宅地の平均路線価
 前年比2.3%上昇し、3年連続で前年を上回りました。上げ幅も前年より0.8ポイント大きくなっており、コロナ禍前の20220年の1.6%を上回り、比較可能(現在の計算方法)な2010年以降で最も高くなりました。
 都道府県別の平均では、29都道府県が上昇、前年より4都道府県増加し、下落は16県で前年より4県減少しました。

◇ 三大都市圏
 東京都で5.3%の上昇(前年3.2%上昇)、大阪で3.1%の上昇(前年1.4%上昇)、愛知県で3.2%の上昇(前年2.6%上昇)でした。

◇ 全国の都道府県庁所在地の最高路線価
 上昇したのは37(前年29)、横ばい9(前年13)、下落1(前年4)となっています。

◇ 全国の最高値
 全国1位は、39年連続で東京都銀座5丁目の銀座中央通りの鳩居堂前、4,424万円/㎡ (前年比3.6%上昇)です。

<2024年 主要都市別の対前年変動率>
  全 国 東京都 大阪府 愛知県
2024(令和6)年 2.3% 5.3% 3.1% 3.2%
2023(令和5)年 1.5% 3.2% 1.4% 2.6%