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【2023/12/19】
令和4事務年度 法人税等の調査事績の概要(国税庁)
-法人税の申告漏れ所得金額 7,801億円!-
◇ この度国税庁は、令和4事務年度における法人税・法人消費税等の調査状況について公表しました(令和5年11月)。
概要は次のとおりです。
1.法人税・法人消費税の調査事績の概要
(1)法人税の実地調査 6万2千件
令和4事務年度において、資料情報等の分析・検討を行い、大口・悪質な不正計算が想定される調査必要度が高い法人6万2千件(前年比152.3%)について実地調査を実施した結果、法人税の非違があった法人は4万7千件(前年比148.8%)、その申告漏れ所得金額は7,801億円(前年比129.4%)、追徴税額は1,868億円(前年比129.9%)となっています。
令和3事務年度 | 令和4事務年度 | |
---|---|---|
実地調査件数 | 4万1千件 | 6万2千件 (152.3%) |
非違があった件数 [うち不正計算があった件数] |
3万1千件 [9千件] |
4万7千件(148.8%) [1万3千件](138.6%) |
申告漏れ所得金額 [うち不正所得金額] |
6,028億円 [2,208億円] |
7,801億円(129.4%) [2,744億円](124.3%) |
調査による追徴税額 | 1,438億円 | 1,868億円 (129.9%) |
調査1件当たりの申告漏れ所得金額 | 1,478.8万円 | 1,257.0万円 (85.0%) |
不正1件当たりの不正所得金額 | 2,383.3万円 | 2,136.6万円 (89.7%) |
調査1件当たりの追徴税額 | 352.8万円 | 301.0万円 (85.3%) |
(2)法人消費税の実地調査 6万1千件
令和4事務年度の法人消費税について、6万1千件(前年比152.2%)の実地調査を実施した結果、消費税の非違があった法人は3万5千件(前年比144.3%)、その追徴税額は1,357億円(前年比156.2%)となっています。
令和3事務年度 | 令和4事務年度 | |
---|---|---|
実地調査件数 | 4万件 | 6万1千件 (152.2%) |
非違があった件数 [うち不正計算があった件数] |
2万4千件 [8千件] |
3万5千件(144.3%) [1万1千件](138.5%) |
調査による追徴税額 [うち不正計算に係る追徴税額] |
869億円 [309億円] |
1,357億円(156.2%) [390億円](126.2%) |
調査1件当たりの追徴税額 | 217.3万円 | 223.1万円 (102.7%) |
不正1件当たりの追徴税額 | 408.1万円 | 371.8万円 (91.1%) |
2.源泉所得税等の実地調査 7万2千件
令和4事務年度の源泉所得税等について、源泉徴収義務者の内7万2千件(前年比151.8%)の実地調査を実施した結果、源泉所得税等の非違があった源泉徴収義務者は2万2千件(前年比144.9%)、その追徴税額は338億円(前年比148.4%)となっています。
令和3事務年度 | 令和4事務年度 | |
---|---|---|
実地調査件数 | 4万8千件 | 7万2千件 (151.8%) |
非違があった件数 [うち重加算税適用件数] |
1万5千件 [2千件] |
2万2千件(144.9%) [4千件](146.3%) |
調査による追徴税額 [うち重加算税定期用追徴税額] |
228億円 [73億円] |
338億円(148.4%) [95億円](129.5%) |
調査1件当たりの追徴税額 | 47.8万円 | 46.7万円 (97.7%) |