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【2023/07/26】

2023(令和5)年分 路線価発表(国税庁)-相続税・贈与税の算定基準

-全国平均2年連続上昇-

◇ この度、国税庁より2023(令和5)年分の路線価が発表されました(2023年7月3日)。
路線価は、全国の民有地の時価を算定するための基準で、その土地の1平方メートルあたりの価格を示しています(1月1日時点)。これは、相続税や贈与税の算定基準となります。

◇ 全国約31.6万地点の標準宅地の平均路線価
 前年比1.5%の上昇で、2年連続で前年を上回りました。上げ幅も前年より1ポイント大きくなっており、コロナ禍の影響からの回復傾向がみられます。
 都道府県別の平均では、25都道府県が上昇、前年より5都道府県増加し、下落は20県で前年より7県減少しました。

◇ 三大都市圏
 東京都で3.2%の上昇(前年1.1%上昇)、大阪で1.4%の上昇(前年0.1%上昇)、愛知県で2.6%の上昇(前年1.2%上昇)でした。

◇ 全国の都道府県庁所在地の最高路線価
 上昇したのは29都市(前年15都市)と前年より2倍近く増えました。

◇ 全国の最高値
 全国1位は東京都銀座5丁目の銀座中央通りの鳩居堂前で、4,272万円/㎡(前年比1.1%上昇)です。これは38年連続で、3年ぶりに上昇しました。

<2023年 主要都市別の対前年変動率>
  全 国 東京都 大阪府 愛知県
2023(令和5)年 1.5% 3.2% 1.4% 2.6%
2022(令和4)年 0.5% 1.1% 0.1% 1.2%