令和2事務年度 法人税等の申告（課税）事績の概要

－申告所得金総額 前年比5兆1,248億円増加！－

◇ この度、国税庁は、令和2事務年度における法人税、地方法人税、源泉徴収に係る所得税及び復興特別所得税の申告状況について公表しました（令和3年11月）。
　概要は次のとおりです。

１．法人税の申告事績の概要
（１）申告所得金総額は前年比5兆1,248億円増加
　申告件数は301万件（前年比102.0％）で、申告所得金総額は70兆1,301億円（前年比107.9％）となり、それぞれ増加しています。また、申告税総額は12兆1,220億円（前年比104.9％）と同じく増加しています。

	令和元事務年度	令和2事務年度
申告件数	294万9千件	301万件 （102.0％）
申告所得金額	65兆52億円	70兆1,301億円 （107.9％）
申告税額	11兆5,546億円	12兆1,220億円 （104.9％）

（２）黒字申告割合は10年ぶりの減少
　黒字申告割合は35.0％となっており、前年と比較し0.3ポイント減少しています。10年ぶりの減少です。

	令和元事務年度	令和2事務年度
申告件数	294万9千件	301万9千件 （102.0％）
黒字申告件数	104万2千件	105万3千件 （101.0％）
黒字申告割合	35.3％	35.0％ （▲0.3ポイント）

２．源泉所得税等の税額は2,309億円の減少
　源泉所得税等の税額は約19兆624億円（前年比98.8％）で、前年と比較して2，309億円減少しています。主な所得は、給与所得の税額が前年比800億円（0.7％）減少、配当所得の税額が前年比3，225億円（6.3％）減少しています。

	令和元事務年度	令和2事務年度
給与所得	11兆4,133億円	11兆3,333億円 （99.3％）
退職所得	2,552億円	2,642億円 （103.5％）
利子所得等	3,027億円	2,914億円 （96.3％）
配当所得	5兆1,268億円	4兆8,043億円 （93.7％）
特定口座内保管上場株式等の譲渡所得等	3,020億円	5,420億円 （179.5％）
報酬料金等所得	1兆1,784億円	1兆1,284億円 （95.8％）
非居住者等所得	7,150億円	6,989億円 （97.7％）
【合計】	19兆2,933億円	19兆624億円 （98.8％）