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【2019/10/23】

平成30事務年度 法人税等の申告(課税)事績の概要

-申告所得金総額 9年連続増加!-

◇ この度、国税庁は、平成30事務年度における法人税、地方法人税、源泉徴収に係る所得税及び復興特別所得税の申告状況について公表しました(令和元年10月)。
 概要は次のとおりです。

1.法人税の申告事績の概要
(1)申告所得金総額は9年連続の増加
 申告件数は約292.9万件(前年比101.2%)で、申告所得金総額は約73.3兆(前年比103.7%)となり、申告所得金総額は過去最高となっています。また、申告税総額は約12.8兆(前年比102.6%)と増加しています。

<法人税の申告件数等の状況> ※( )内は前年比
 平成29年度平成30年度
申告件数286万6千件292万9千件
(101.2%)
申告所得金額70兆7,677億円73兆3,865億円
(103.7%)
申告税額12兆4,730億円12兆7,922億円
(102.6%)

(2)黒字申告割合34.7% 8年連続上昇
 黒字申告割合は34.7%となっており、前年に比較し0.5ポイント増加しています。8年連続の上昇となっています。

<黒字申告割合の状況> ※( )内は前年比
 平成29年度平成30年度
申告件数289万6千件292万9千件
(101.2%)
黒字申告件数99万件101万7千件
(102.8%)
黒字申告割合34.2%34.7%
(0.5ポイント)

2.源泉所得税等の税額は2年連続の増加
 源泉所得税等の税額は約19.1兆円(前年比105.5%)で、2年連続の増加となっています。主な所得は、給与所得の税額が約3.8千億円(前年比103.5%)増加、配当所得の税額が約7.8千億円(前年比118.4%)増加しています。

<源泉所得税等の税額の状況> ※( )内は前年比
 平成29年度平成30年度
給与所得10兆8,460億円11兆2,298億円
(103.5%)
退職所得2,310億円2,360億円
(102.2%)
利子所得等3,711億円3,449億円
(93.0%)
配当所得4兆2,625億円5兆460億円
(118.4%)
特定口座内保管上場株式等の譲渡所得等5,580億円3,732億円
(66.9%)
報酬料金等所得1兆2,255億円1兆1,983億円
(97.8%)
非居住者等所得6,576億円7,154億円
(108.8%)
【合計】18兆1,517億円19兆1,437億円
(105.5%)