税理士法人 A .I ブレイン
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代表社員 税理士 大井敏生
税理士法人 A .I ブレインは、新規設立法人の記帳指導、法人税申告書・決算書の作成から相続税対策・相続税申告書作成まで、一生涯のお手伝いをする税理士法人(税理士事務所/会計事務所)です。
◇ 主な業務内容
・法人税務、会計業務
・企業組織再編税制およびM&A
・相続対策、相続税申告
・事業承継対策
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No.1305 |
平成23年分 相続税の申告状況 |
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−相続税の課税対象被相続人数、2年連続増加!− |
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◇ この度、国税庁より、平成23年分の相続税の申告状況が発表されました。
平成23年中(平成23年1月1日から平成23年12月31日)に亡くなった人から、相続や遺贈などにより財産を取得し、相続税額のある申告書で、平成24年10月31日までに提出されたものを集計しています。
◇ 平成23年分 相続税の申告状況は次の通りです。
1.被相続人数
平成23年1月1日から同年12月31日の被相続人数(死亡者数)は、125万3,066人(前年 119万7,012人)でした(厚生労働省統計情報部「人口動態統計」)。
このうち相続税の課税対象となった被相続人数は、51,409人(前年 49,891人)で、前年に比べ3.0%増加しています。課税割合は4.1%(前年 4.2%)となっており、前年に比べ0.1ポイント減少しています。
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2.課税価格(※1)
課税価格は107,299億円(前年 10兆4,580億円)で、前年に比べ2.6%増加しています。一方、被相続人1人当たりでは20,872万円(前年 20,962万円)と前年に比べ0.4%減少しています。
(※1)「課税価格」:相続財産価額から、被相続人の債務・葬式費用を控除し、相続開始前3年以内の被相続人から相続人等への生前贈与財産価額、及び、相続時精算課税適用財産価額を加えたもの。
3.税額
税額は12,520億円(前年 11,754億円)で、前年に比べ6.5%増加しています。また、被相続人1人当たりでは2,435万円(前年 2,356万円)と前年に比べ3.4%増加しています。
4.相続財産の金額の構成比
相続財産の金額の構成比は、土地46.0%(前年 48.3%)、貯金・預貯金等24.2%(前年 23.3%)、有価証券13.0%(前年 12.1%)、その他11.0%(前年 10.5%)、家屋5.7%(前年
5.8%)の順となっています。
<平成23年分 相続税申告状況−対前年比>
項 目
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平成22年分
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平成23年分
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対前年比
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A |
被相続人数(死亡者数) |
1,197,012人
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1,253,066人
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104.7%
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B |
相続税の申告書(相続税額があるもの) の提出に係る被相続人数 |
49,891人
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51,409人
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103.0%
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C |
課税割合
(B/A) |
4.2%
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4.1%
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-0.1point
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D |
相続税の納税者である相続人数 |
122,740人
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125,152人
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102.0%
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E |
課税価格 |
104,580億円
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107,299億円
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102.6%
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F |
被相続人1人当たり
課税価格(E/B) |
20,962万円
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20,872万円
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99.6%
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G |
税 額 |
11,754億円
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12,520億円
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106.5%
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H |
被相続人1人当たり
税 額(G/B) |
2,356万円
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2,435万円
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103.4%
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